トーのセッティング

1999/12/31


フロントのトーは奥が深く、トーインが曲がりやすい時もあれば、
トーアウトの方が曲がるときもある。
じゃあどーすればいいんだ?となるわけですが、
私の勝手な理論に基づき、説明したいと思います。


基本説明

トーは、トーインがプラス、トーアウトがマイナスです。
「えっ、トーインはマイナスだろ!?」という方はこちらへ。
トーイン=プラス派の方は、そのまま読んでいって下さい。

フロント

トーアウトは基本的に曲がりやすいのですが、コレは弱アンダー時のみの特性で、逆にドリフトしてしまった場合は抵抗となり、スピンモードに突入しやすくなります。
よって、フロントのトーアウトはグリップ走行向け、と言えます。

トーインは、グリップ走行では内側のタイヤが抵抗になります。
しかしドリフト状態では、それぞれのタイヤがコーナーのRにそう形になるので抵抗が減ります。
つまりドリフト時においては、ステアリングのレスポンスが上がる訳です。
よって、フロントのトーインはドリフト向け、と言えます。


リア

リアの特性ですが、経験的に言ってトーインは安定性が増し(アンダーステア傾向)、トーアウトは旋回性が増します(オーバーステア傾向)。
ただ、色々な要素が絡むフロントと違い、ステアリング機構が無い分リアの方が素直で、セッティングしやすいと思います。
さらに、リアはスタビリティに大きく影響するので、トーをいじるならフロントより先にリアをやるといいでしょう。


セッティング

以上より、トーをいじると下記のような特性になります。

フロント\リア トーイン(+) トーアウト(−)
トーイン(+) 直進安定性重視
曲がりにくい
安定性が増す
弱オーバー時の応答性UP
ドリフト走行向け
コマになる可能性大
アンダーステア傾向
リアが出にくくなる
車の特性が素直に出る
抵抗がなくトラクションが良い
オーバーステア傾向
リアが出やすくなる
トーアウト(−) グリップ走行向け
オーバーステアに
もっていきにくい
回頭性が増す
弱アンダー時の応答性UP
旋回性重視
真っ直ぐ走るのは苦手


割とのんびり研究中<(_ _)>
つーか難しいわ、トー・・・・