デジイチ買ったよ!






2010年春、富士フイルムからHS10というデジカメが発売されることになりました。
裏面CMOSによる高速連射やハイスピード撮影に加え、24mm〜720mmの30倍手動ズームにEVFを備えたネオ一眼です。

おりしも、その少し前(09年11月)に衝動買いしたA650ISで、その写りのよさに驚き、写す楽しさを覚え始めてた矢先。

機能満載で一眼ライクな外観であるHS10は、ステップアップとしては申し分なし!
おまけに単三電池仕様だから今まで使ってたエネループが使いまわせる!
もし使いこなせなかったとしても、ハイスピード撮影専用機としてだけ活用する手もある!

よし、問題なし!コレは買うしか!




と言うわけで…


買っちゃったゼ!ヽ(`Д´)ノ
PENTAX K200Dを!





……

………

…………あれ〜?

ステップアップのつもりが、いきなりデジタル一眼レフまですっとんじゃいましたw

なんでこんなことになったのかというと、たぶん、A570ISからA650ISに買い換えたのが大きかったのだと思います。



それまでデジカメの買い替え基準といえば、イコール画素数アップ&多機能・高性能化。
画素数が増え、ズーム倍率が上がり、動画が撮れる様になり、手ブレ補正が付き、顔認識AFが付き…。

その流れで言うとHS10に行き着くのは当然の帰結だったわけですが、A650ISはひとつだけそれまでの買い替えでは無かった変化がありました。

それは…撮像素子の大型化。

それまでも大きさの変化はあったのだろうけど、はっきりと認識したのはコレが最初。
素子が大きい=高性能、ぐらいの漠然とした考えしかなく、単三仕様で性能のいいデジカメが欲しい!と飛びついたA650ISですが、その写りそのものの良さと、背景がボケた写真の撮りやすさにメロメロ。
しかしこれですら一眼に比べると素子サイズは全然小さいらしい。
む〜、やはり一眼は避けられないのか?



いや、別に避ける必要ないじゃん?とか思うでしょうが、ハッキリ言って私は一眼レフ不要派。
写真は撮ってなんぼ、なるべく持ち歩いてスナップするのが楽しいワケで。
あんなでかくて重くて持ち歩きに不便なモンは、ちょっとねぇ?
数年前に家族が安いからと福袋のデジタル一眼レフを買おうとした時も「そんなもんいらん」と言い切ったほどです。
ちっちゃいボディに高倍率ズーム搭載のデジカメ万歳。



しかし!
パンフォーカス的、記録写真的なものから脱却してきたくなったのも事実。
使ったことも無いのに一眼不要とか言うのもどーなのか、というのもある。
いや、でも、一眼買っちゃってからやっぱり使えないとかなったらもったいないし。
むむむ。



なんて事をつらつらと考えていたときに発表されたHS10。

一眼ライクなボディは、仮想一眼レフとして練習するのにちょうど良さげ。
パナが単三機から撤退してしまった今、高性能で単三が使えるHS10はとても貴重。
そしてなにより、こんだけ高性能なのに激安!
なんと予価5万を切っております。
素晴らしい〜♪



と、かなり買う気満々だったわけですが…

HS10は撮像素子がA650ISより小さいのです。
と言うことは、肝心の「記録写真的なものから脱却」という目的から遠のいてしまうことに。
これでは意味がありません。
だったらストレートに一眼買っちゃった方がマシ。
大きさもほとんど変わらないし。


とは言え、一眼レフは高い。
高い買い物をして、やっぱり使えない〜とかはイヤだ。
専用バッテリーってのもネックで、予備バッテリーがないと不安だけど予備を買うとなると高いし、二つのバッテリーを管理しないといけないのもめんどくさい。
ん〜…。



一眼、一眼ねぇ…。
コンパクトなマイクロフォーサーズはかなり気になるけど、専用バッテリーしかないのが、やっぱりなぁ?

と決めかねてる時にふと気が付いた。


エントリークラスのデジタル一眼レフって安くない?


てっきり10万くらいのものだと思い込んでたけど、よくみると5万以下ってけっこーある。
でもバッテリーがなぁ、と調べると、ちゃんと単三仕様もあったりします。
思い込みって怖いですネw



ただし、単三使える一眼はペンタックスのものしかない。

ペンタックスねぇ…
正直微妙〜。

たしかにE80では思いのほか使いやすくて感心したけど、やっぱりカメラはキヤノンとかニコンのほうがいいんじゃないのかな〜?




と思いきや。

ASAHI PENTAX SPF

うちに昔からある一眼レフカメラはPENTAX!
なんてこったい。

正直、2009年半ばまで全く意識外の会社でした(修理をお願いした時に見てるはずだけど、当時はカメラ会社に興味が無かった)。
デジカメの買い替えのときも見た覚えが無い。
単三機が絶滅危機にあると認識してから、少ないラインナップを見比べた時にようやく存在に気づいた程度です。



私が小さい頃の写真を残してくれたカメラがPENTAX。

そして今、条件を絞っていった結果残ったのがPENTAX。

これもなにかの縁でしょうか?



よーし、PENTAX買っちゃうぜ〜♪(もはや買わないという選択肢がない)と価格.comでチェック。

まず第一候補、最新機種のK-x。
第二候補、旧機種のK-m。

以上!

K200Dもあったけど、さすがに2つ前の旧々機種はないなぁ、ととりあえず除外。


次にレンズキットのチェック。

K-xのキットには18-55mmのレンズが付いてる。これはK-mも同じ。
ダブルズームキットには18-55mmに加えて、K-xが55-300mm、K-mには50-200mmが付属。
ただしK-m300ってキットもあって、こっちには55-300mmが付いている。

レンズキットに差が無いなら、安さを取ってK-mか?
でもK-xの連射性能もいいなぁ。
でもCMOSよりCCDの方がなんとなく写りが好みだしな。
う〜ん。



とイロイロ調べているうちに、やっぱりK200Dの事も気になりはじめたり。
K-mより古いんだから性能も落ちるだろう、と思いつつも調べてみると…


…これスゴクない?


K-x、K-mには無いスーパーインポーズ・防塵防滴ボディ・モノクロ液晶付き。
さらにオプションで縦グリップまである。
なんなのよコレw
AFもちゃんと11点測距だし。

よくよく見るとキットのレンズまで違う。
K-x、K-mはプラマウントでクイックシフトフォーカスなしのDALだけど、K200DはDAレンズでちゃんとフード付き。


むむ〜、見れば見るほど魅力的。
どうもコレ、エントリーというよりは中級機に近いモノだったらしい。

残念な点としては、

・新品で買える可能性がほとんどない。
・AFが遅いらしい。
・ダブルズームキットの望遠レンズが50-200mm。
・ライブビューがない。
・動画が撮れない。
・比較的重い。

くらいでしょうか?



しかし!

新品で買えない→中古で安く買って初期投資を抑えられる→問題なし!
AFが遅い→さらに旧機種のK100Dよりは早くなってるらしいし、別にF1撮ろうってんじゃない。→問題なし!
望遠レンズが50-200→必要かどうかもわからないから、とりあえずレンズキットで様子見る→問題なし!
ライブビューがない→ファインダーを見て撮る練習だと思えば、かえって無い方がいい→問題なし!
動画が撮れない→写真に全力投球すべし→問題なし!
重い→…ガンバル!


そしてなにより、半年や1年後に「やっぱり素子サイズなんて関係ねー!」という結論に達したとしてもHS10はまだ買えるだろうけど、K200Dは今手にいれとかないともう買える可能性はないかもしれない。

結果、


K200Dが我が手元に!
ふへへ、買っちゃいましたよ!
ショット数の少ないワンオーナーの上物をヤフオクでげっと♪
実際に触ったことも無いもの(しかも保証も無い)をよく買ったよ、我ながらw


さーて、びしばし撮るぞー!ヽ(≧∇≦)ノ



と、喜んだのも束の間。
到着初日の満足度はたぶん5%程。
とてつもなく低いデス。
使い方がわからないなりに70%くらいは満足すると思ったのに…
やはり一眼は不要だったのか?

続く!